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【番外編】パロディ企画

【番外編】パロディ企画

YouTubeチャンネル『島村周平のオカルトウォーカー』

動画タイトル: 【神回】あのトンネルの怪異には続きがあった!? 視える占い師・ルリコが語る「必死すぎる霊」の正体とは……


(動画冒頭)

島村:「さあ、始まりました『島村周平のオカルトウォーカー』! どうも島村です、お願いします! いやー、最近手相の生命線が伸びましてね、ハハハ!」

ルリコ:「……ふふ、お元気そうで何よりです」

島村:「さあ、本日のゲストはこの方、視える占い師のルリコさんです!」

ルリコ:「よろしくお願いします……。今日はですね、ちょっと面白い、でも少し切ないお話を待ってまいりました」

島村:「おっ、いいですねえ。どんなお話でしょうか?」

ルリコ:「島村さん、『旧・犬鳴トンネル』ってご存知ですよね?」

島村:「もちろんです! 日本屈指の心霊スポットじゃないですか! あそこ、暴走族とかも多くてヤバイんですよね」

ルリコ:「ええ。これは、そのトンネルで活動していた、ある暴走族の元リーダーの方から聞いたお話なんですけど……」

(怪談パート)

ルリコ:「ある夜、彼らがトンネルをバイクで爆走していた時のことです。ふと、最後尾を走っていた彼のバイクに、ドサッ! と何かが降ってきたんです」

島村:「うわぁ……天井から?」

ルリコ:「はい。最初は看板かゴミだと思ったそうです。でも、風防……カウルのところに、何かがへばりついている。よく見ると、それが『人の顔』だったんです」

島村:「ひええええ! フロントガラスに生首!?」

ルリコ:「ええ、その透明な風よけ……カウルやシールドと呼ばれる部分ですね。そこに顔が押し付けられていたんです」

島村:「うわぁ、想像したくない……」

ルリコ:「ものすごい風圧ですから、顔はデロデロに溶けて、目は飛び出して、口は耳まで裂けている。その化け物が、フルフェイスのヘルメット越しに、ものすごい形相で睨みつけてきたそうです」

島村:「怖すぎるでしょ! 絶対呪われるやつじゃないですか!」

ルリコ:「彼はパニックになって転倒しちゃったんですけど、その化け物はフッと消えてしまった。……これ、よくある『トンネルの悪霊』の話に聞こえますよね?」

島村:「ですね。恨みを持った地縛霊が道連れにしようとした、みたいな」

ルリコ:「……でもね、島村さん」

(カメラがルリコにズームする)

ルリコ:「このお話……ここで終わりじゃないんです

島村:「! 出た! そのセリフ!」

ルリコ:「私、その現場を霊視してみたんです。そうしたら、視えちゃったんです。その時の霊の『本当の姿』が」

島村:「えっ、真の姿……? もっと恐ろしい悪魔みたいな?」

ルリコ:「いいえ。……そこにいたのは、青いジャージを着た、どこにでもいそうな浪人生の男の子でした」

島村:「え? 浪人生?」

ルリコ:「彼は、ライダーを呪おうとしてたんじゃないんです。……必死に、お願いしていたんです」

島村:「お願い?」

ルリコ:「彼の魂の声を読み取ると、こう叫んでいました。 『落とすなよ! 絶対落とすなよ! 俺の単位がかかってんだァァ!』って」

島村:「……は? 単位?」

ルリコ:「そう。彼は悪霊じゃなくて、あの世の学校で『人を驚かす試験』を受けている最中の、落ちこぼれの学生さんだったんです。 バイクが速すぎて驚かせられなくて、とっさに飛び乗っちゃった。でも風圧が凄すぎて顔が崩れちゃっただけで……本当は、必死にライダーにしがみついていただけだったんです」

島村:「ええー……なんか急に可哀想になってきた……」

ルリコ:「しかも彼、転倒したライダーを見て、こう言ってるんです。 『よかった、フルフェイスで。安全第一だな』って」

島村:「めちゃくちゃいい奴じゃん!?」

ルリコ:「ふふ。だからね、心霊スポットで怖い顔をした霊に出会っても、もしかしたら彼らは呪おうとしているんじゃなくて……『留年したくない!』って必死なだけかもしれませんよ?」

島村:「いやー、幽霊の世界も世知辛いですねえ……! 信じるか信じないかは、あなた次第です!」