死んでも浪人!? 俺がエリート幽霊としてデビューするまでのデス・ロード
【番外編】パロディ企画 YouTubeチャンネル『島村周平のオカルトウォーカー』 動画タイトル: 【神回】あのトンネルの怪異には続きがあった!? 視える占い師・ルリコが語る「必死すぎる霊」の正体とは…… (動画冒頭) 島村:「さあ、始まりました『島村周平…
最終話:あばよ、地縛予備軍! ~俺たちの幽霊ライフはこれからだ~ 卒業検定から数日後。 俺たちは、最初に集められたあの教室にいた。 あの日と同じパイプ椅子。けれど、そこに座る俺たちの顔つきは、もう「死んだ魚」のような目ではなかった。 「……第104…
第11話:卒業検定『最愛の人へ』 ~涙と笑いの合格通知~ 卒業検定、当日。 決戦の舞台は、俺の実家である団地の一室だ。 狭いリビングには、俺たち「地縛予備軍」のメンバー全員が(霊体として)ひしめき合っていた。 「……狭いな」 「文句言うなエリート。…
第10話:特別講師『トイレの花子さん』 ~サヨナラ、ママの操り人形~ 卒業検定を目前に控えた俺たちは、最終調整のために「旧校舎」の3階にある女子トイレの前に立たされていた。 「おい、ここってまさか……」 「ああ。出るぞ、レジェンドが」 俺とブッコミ…
第9話:禁忌『里帰り』 ~開かずの通知表~ 「みきわめ」を突破した翌日。 教官は、いつになく真剣な面持ちで教壇に立っていた。 「これより、卒業検定の課題を発表する」 教官は黒板に、たった一行だけ文字を書いた。 『ターゲット:生前の最愛の人物』 教…
第8話:みきわめ『事故物件の住人追い出し』 ~最強の鈍感力 vs 最弱の気配~ 夏合宿も終わり、いよいよ教習所での生活も大詰めを迎えていた。 今日は「みきわめ」。これをパスすれば、ついに卒業検定への挑戦権が得られる重要な試験だ。 舞台は、都内某所の…
第7話:特別課題『捨て猫の恩返し』 ~ヤンキーと肉球の絆~ 臨海学校の三日目。 俺たちは「自由行動」の時間を利用して、宿の裏手にある寂れた神社に来ていた。 「へへッ、やっぱりシャバの空気はうめえな(吸ってないけど)」 特攻服のブッコミが、神社の…
第6話:臨海学校『煩悩と除霊の露天風呂』 ~エロと怨念は紙一重~ 夏だ。海だ。合宿だ。 俺たち教習生一同は、バスに揺られて(憑いて)海辺の温泉宿『浦島(うらしま)』にやってきた。 恒例の夏季集中講座、通称「臨海学校」である。 「いいか、海には近…
第5話:路上教習『深夜のタクシー』 ~止まらない説法とパトカー~ 仮免許を取得した俺たち『地縛予備軍』は、次のステージへと進んだ。 舞台は深夜の市街地。いよいよ一般社会に紛れ込む「路上教習」の始まりだ。 「本日の課題は、怪談の王道中の王道……『タ…
第4話:仮免試験『トンネルの怪』 ~安全第一の暴走族~ ついにこの日がやってきた。 教習所の敷地を出て、現世の心霊スポットで行う初めての実地試験――「仮免許試験」だ。 「場所は、ここから西へ3キロの『旧・犬鳴(いぬなき)トンネル』だ」 深夜2時。…
第3話:ハイチーズ! 写るんですか? ~心霊写真の美学~ 合宿二日目。 線香の煙だけの朝食(夕方だけど)を済ませた俺たちは、視聴覚室のような教室に連れてこられた。 正面の巨大スクリーンには、楽しげな修学旅行生たちの集合写真が映し出されている。 「…
第2話:ポルターガイスト入門 ~コップ一つ動かせない私たち~ 幽霊教習所での生活は、俺の予想を遥かに超えてストイックだった。 まず、起床は夕方の18時。日没と共に叩き起こされる。 朝食(というか夕食)のメニューは、どんぶり飯一杯分の『高級線香の…
第1話:入学! 地獄の第4教場と、死の偏差値 「あ、これ死んだわ」 俺がそう思ったのは、自分の身体を天井付近から見下ろしていることに気づいた時だった。 眼下には、散らかり放題の万年床。読みかけの参考書。そして、カップ麺の残り汁をぶちまけて倒れて…